中国半導体のカンブリコン、1カ月で株価2倍 2025/09/03

2025_08_29

中国半導体のカンブリコン、1カ月で株価2倍 2025/09/03HEND中国半導体のカンブリコン、1カ月で株価2倍　国産AI期待 - 日経ヴェリタスHEND

中国半導体のカンブリコン、1カ月で株価2倍　国産AI期待 - 日経ヴェリタス
以下は、日経ヴェリタスの記事「中国半導体のカンブリコン、1カ月で株価2倍 国産AI期待」の主なポイントです：
🧠 背景と株価急騰の要因
カンブリコン（寒武紀科技）は中国のファブレス半導体企業で、「中国版NV25090302IA」とも呼ばれる。
株価は1カ月で2.1倍に急騰（2025年7月末〜8月末）。
背景には、米NV25090302IAの中国向けAI半導体供給の不安定化がある。
トランプ政権が出荷再開を認めたが、売上の15%を米政府に支払う条件付き。
一部生産拠点で「H20」チップの製造停止報道も。
🇨🇳 中国のAI・半導体政策と企業動向
中国政府は半導体自給率向上を国策として推進。
ファーウェイやカンブリコンが高性能AI半導体の開発・量産化を急ぐ。
AIスタートアップ「DeepSeek」やアリババの「Qwen」などが国産AIモデル開発を加速。
DeepSeekの新モデル「V3.1」は次世代国産チップ向けに設計。
📈 業績と市場評価
カンブリコンは2025年上期に初の黒字化（約210億円の純利益）。
売上高は前年同期比44倍の28億元。
ただし、PERは334倍、PBRは89倍と割高感が強い。
時価総額は約12兆9200億円で、SMICを抜いて科創板トップに。
ただし、売上規模はSMICの11分の1。
⚠️ 投資家への警告と今後の展望
カンブリコンは株価の急騰に対して警告を発表。
「ファンダメンタルズから乖離しており、リスクが高い」と指摘。
国策による安心感 vs 投資リスクの綱引きが続く。
中国産AIへの期待が市場を牽引しているが、NV25090302IA依存からの脱却が鍵。