2026年1月現在、高市早苗総理大臣による「通常国会冒頭解散(1月解散)」の可能性について、自民党の麻生太郎最高顧問は否定的な見解(「ないでしょう」等)を示していると報じられています。
現在の政治状況(2026年1月時点の文脈)に基づき、要点をまとめます。
1. 麻生氏のスタンス:否定・慎重姿勢
麻生氏は、1月召集の通常国会冒頭での解散について、周囲に対し「ないでしょう」といった趣旨の発言をしており、早期解散には否定的・慎重な姿勢であると見られています。 その背景には、以下の理由が推測されています。
- 石破前政権の教訓: 前任の石破茂氏が総理就任直後の早期解散(2024年)で大敗し、短命政権に終わった経験から、同じ轍を踏むリスクを避けるべきという判断。
- 選挙準備と年齢: 麻生氏自身が85歳という高齢であり、頻繁な選挙戦負担や、党内の選挙準備状況を懸念している可能性。
2. 高市総理自身のスタンス
高市総理自身も、就任(2025年秋頃)直後の記者会見やその後の発言で、一貫して**「今は解散について考えている暇はない」「経済対策最優先」**と述べ、早期解散を公式には否定しています。
3. 党内の空気
一部(小林鷹之政調会長など)からは「常在戦場」として準備を促す声や、解散風を吹かせる動きもありますが、政権の実力者である麻生氏が否定的な見解を示していることは、早期解散の抑止力として機能している状況です。
結論: 麻生太郎氏は、高市総理による冒頭解散の可能性について**「否定(または極めて慎重)」**の立場をとっていると言えます。
麻生氏が冒頭での解散を否定すると、先日の先物暴騰から一転して暴落になると言っている人がいますが、今現在(2026年1月12日)は暴落はしていません。冒頭での解散が完全に否定された場合、株は暴落すると思いますか?
おっしゃる通り、現時点で先物が暴落していないという事実は、市場が麻生氏の発言を必ずしも「ネガティブサプライズ」とは受け取っていない重要なサインです。
結論から申し上げますと、冒頭解散が完全に否定されたとしても、「暴落(パニック売り)」になる可能性は低いと考えられます。ただし、短期的な**「失望売り(調整)」**は入るでしょう。
その理由を、市場の論理(投資家心理)から整理します。
1. なぜ「暴落」と言われていたのか?(強気派の論理)
「解散否定=暴落」と主張する人々の根拠は、以下の**「選挙アノマリー(経験則)」**への期待が剥落するからです。
- 「選挙は買い」: 通常、選挙前は大型経済対策への期待や、与党勝利による長期政権への期待から、海外投資家が日本株を買う傾向があります。
- 期待の巻き戻し: 「解散がある」と思って買った短期筋(投機的な投資家)は、解散がないとわかればすぐに株を売って手仕舞います。これが売りの圧力になります。
2. なぜ「暴落しない」と考えられるのか?(現在の相場の論理)
しかし、現実に先物が持ちこたえているのは、以下の**「解散見送りによるメリット」**を市場が評価し始めているからだと推測されます。
- 政治的空白の回避(=政策実行力): 解散総選挙を行うと、約1ヶ月間国会が止まり、予算審議や経済対策の実行が遅れます。「解散なし」なら、高市政権はそのまま予算を成立させ、経済対策を即座に実行できます。実利を取る投資家にとってはプラス材料です。
- リスク回避(麻生氏の判断への信頼): 石破前政権が早期解散で失敗した記憶が新しいため、無理な解散で議席を減らし、政権が不安定化するリスクを避けた(=麻生氏の判断は賢明)と好意的に受け止められている可能性があります。
- 外国人投資家の視点: 海外勢は「選挙のお祭り騒ぎ」よりも「政権の安定と株価重視の姿勢」を好みます。高市総理が経済重視の姿勢を崩していないなら、解散がなくても売る理由にはなりません。
まとめ:今後のシナリオ
もし冒頭解散が正式に「なし」となった場合:
- 短期的な動き: 「選挙期待」で買っていた短期勢の売りが出るため、一時的に株価は下がる(調整する)可能性があります。
- 中長期的な動き: 暴落とはならず、むしろ「予算成立・経済対策実行」を好感して、底堅い動きに戻る公算が高いです。
今の先物の動きを見る限り、市場はすでに「解散なし=政策遂行(安定)」というシナリオを織り込みに行っているように見受けられます。ですので、過度な心配は不要かと思いますが、正式発表の瞬間の「ニュース売り(初動の下げ)」には念のためご注意ください。

