アドバンテスト 2025年第3四半期

材料出尽くしでしょうかね・・・

📈 アドバンテストの最新決算と株価動向の要点まとめ

  • 売買交錯の背景 半導体検査装置大手のアドバンテスト(6857)は、2026年3月期の第1四半期決算が好調で、通期予想も上方修正。しかし、株価はこれを先読みして上昇していたため、材料出尽くし感から利益確定売りも出ている。
  • 株価状況(7/30 09:45時点)
    • 現在値:10,235円(前日比 -120円、-1.16%)
    • 年初来高値:12,040円(7月16日)
    • 年初来安値:4,703円(4月7日)
    • 東証全銘柄で売買代金トップ
  • 業績ハイライト(2025年4月~6月期)
    • 売上高:2,637億7,600万円(前年同期比 +90.1%)
    • 純利益:901億8,000万円(前年同期比 3.8倍)
  • 通期予想(上方修正)
    • 売上高:8,350億円(従来比 +800億円、前期比 +7.1%)
    • 当期利益:2,215億円(従来比 +425億円、前期比 +37.4%)
    • アナリスト平均予想(利益):2,177億円
  • 成長要因 AI半導体の複雑化と需要拡大により、高性能検査装置の需要が想定以上に伸長中。

売らなくてよかった。

決算:アドバンテスト上方修正、純利益37%増 AI向け試験装置好調 – 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG291DM0Z20C25A7000000/

以下は、日本経済新聞の記事「アドバンテスト上方修正、純利益37%増 AI向け試験装置好調」の主なポイントです:

📈 業績予想の上方修正

  • アドバンテストは2026年3月期の純利益を従来予想より425億円引き上げ、前年比37%増の2215億円と発表。
  • 売上高は7%増の8350億円、営業利益は31%増の3000億円を見込む。

🤖 生成AI向け試験装置が好調

  • GPUやASICなど複雑なAI半導体への試験装置の需要が急増。
  • 特にSoC(システム・オン・チップ)向けが21%増の5330億円と好調。
  • 試験時間が長く高性能な装置が必要となり、アドバンテストへの需要が集中。

💱 円安による利益押し上げ

  • 想定為替レートが1ドル=142円(前回より2円円安)に修正。
  • 1円の円安で営業利益が年間24億円増加

📊 株価と投資家心理

  • 決算発表後、一時的にPTSで株価が11%上昇。
  • ただし予想PERは42倍台と高く、短期的過熱感から利益確定売りも。
  • 上期の前倒し需要により株価は乱高下。

✅ CEOの見解

  • ダグラス・ラフィーバ氏は「27年3月期の業績悪化の懸念はない」と説明。
  • 将来のAI需要の立ち上がりに自信ありとの発言。

日経平均終値457円安 アドバンテスト急落が示す投資家の「高所恐怖症」 – 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB280F3TY5A720C2000000/

記事の要約

  • 半導体製造装置メーカー・アドバンテストの株価が前週比1190円(10.35%)下落し、1銘柄で日経平均を約233円押し下げた。
  • UBS証券が投資判断を「中立」→「売り」に格下げし、「株価過熱」との懸念が売りのきっかけに。

😟 投資家心理:高所恐怖症

  • アドバンテストの急落は、相場の高値圏に対する不安「高所恐怖症」の象徴と見られる。
  • 日経平均のPERが過去平均の上限16倍台に達しており、「これ以上買う材料が乏しい」との見方も。

📊 今後の焦点:企業決算とEPS

  • 株価上昇には企業の1株利益(EPS)の改善が必要との声。
  • 高関税や円高が企業業績に与える影響が懸念されており、年後半の景気不透明感が強まっている。

📉 指標の動向

  • 東証プライムのリビジョン・インデックス(RI)はマイナス6.3%と改善傾向だが、ゼロ付近の推移が続く可能性あり。

アドバンテスト<6857.T>の株価が急落 欧州系証券による投資判断の引き下げ(「売り」へ変更)を受けて、売り注文が増加。これが全体の相場にも影響を与えた。

半導体関連株の弱い動き 米ナスダック指数は最高値更新も、エヌビディア<NVDA>が小幅安。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は横ばい。半導体関連株に勢いがなく、アドテストへの懸念も加速。

日経平均株価への影響 アドテストの下落によって日経平均はマイナス圏での推移を余儀なくされた。

決算への注目 アドテストは7月29日に第1四半期(4〜6月)決算を発表予定。内容次第で株価の動向が変わる可能性。

2025年7月30日 | カテゴリー : | 投稿者 : 曲がり屋