金利について見て行くページ 2025年第3四半期



📰 米金融・債券市場の動向(2025年8月1日発表)

以下が記事の主なポイントです:

  • 米国債利回りが急低下 米雇用統計の悪化を受け、9月の利下げ観測が急浮上。特に2年債利回りは24.1bp低下し、3.710%に。これは2年ぶりの大幅な下げ。
  • 雇用統計の結果 7月の非農業部門雇用者数は+73,000人(予想:+110,000人)と大幅に鈍化。過去2か月分の雇用者数も計258,000人下方修正。失業率は4.2%に上昇。
  • FRBの利下げ期待が高まる 金融政策への影響が大きい内容で、CMEのフェドウォッチでは9月の利下げ確率が前日の38%から81%へ急上昇。
  • イールドカーブの変化 2年債と10年債の利回り格差は7月23日以来の高水準(最大52.6bp)へ拡大。「ブルスティープニング」が確認される動きも。
  • その他の影響要因 ・7月のISM製造業PMIが50を下回り続け、景況感の悪化を示唆 ・トランプ大統領の相互関税令(最大41%)は市場には限定的な反応 ・債券先物(Tノート・Tボンド)の価格も上昇傾向

この流れ、金融市場にとっては「雇用→利下げ期待→債券利回り低下」の連鎖が如実に現れた日でしたね。


この記事の主なポイントは次の通りです:

🇯🇵 日銀・🇺🇸 FRBの金融政策

  • 日銀はマイナス金利解除後、利上げ継続中。
  • FRBは逆に利下げ局面に入り、今回も金利を維持。
  • 両国の政策は異なるが、インフレ動向や関税の影響を見極める姿勢は共通

📈 インフレと景気への影響

  • 関税が物価に与える影響は一時的とみる声もあるが、長期化の懸念も
  • 日本では生鮮食品を除く物価上昇率が3%台で推移中
  • 景気判断は難航:米国の個人消費は減速、日本では消費判断を下方修正。

🏛️ 政治の影響

  • 米国:トランプ氏がFRBに利下げ要求、政治的圧力が強まる。
  • 日本:与党大敗により、石破首相の退陣説も浮上。政権交代により日銀の金融政策へ影響が出る可能性。

🔮 今後の注目点

  • 次回会合は9月中旬予定。
  • 政治・経済・物価の変化により、金融政策が動く可能性。

2025年8月2日 | カテゴリー : 金利 | 投稿者 : 曲がり屋