防犯用ウェブカメラが危ない
2025_07_14
防犯用ウェブカメラが危ないHEND防犯用ウェブカメラが危ない 国内7000台、映像「丸見え」 - 日本経済新聞HEND
防犯用ウェブカメラが危ない 国内7000台、映像「丸見え」 - 日本経済新聞🛡️ 主なポイントの要約(日本経済新聞の記事「防犯用ウェブカメラが危ない」より)
調査結果と懸念点
セキュリティ企業ビットサイト・テクノロジーズが調査した結果、世界で約4万台、日本国内だけで約7000台のネットワークカメラがインターネット経由で誰でも閲覧可能な状態だった。
住宅やオフィス、店舗、ATMを監視するカメラのライブ映像やスクリーンショットが無防備に取得できてしまう例が多数報告された。
技術的な問題点
HTTPやRTSPという通信プロトコルを通じて、ログインなしでも映像を取得可能な仕様や設定が多く存在。
一部カメラでは、特定のURLにアクセスするだけで静止画(スクリーンショット)を取得できる。
カメラの種類やベンダーごとの「指紋」で識別が可能。
リスクと実害
映像から住宅やオフィスの侵入可能時間帯を特定される危険性。
ATMのカメラでは利用者の暗証番号が見えるケースもあり、窃盗被害につながる可能性。
カメラがマルウェアに感染して乗っ取られるリスクもあり、DDoS攻撃の加担に使われる恐れも。
対策と提案
利用者には以下の対策が推奨されている:
初期設定のIDとパスワードの変更
リモートアクセスの無効化
ファームウェアの更新でセキュリティ強化
📌 総括 ネットワークカメラの利便性とセキュリティリスクは表裏一体。防犯目的で導入されている機器が、逆にプライバシー侵害や犯罪の温床になる可能性があることに警鐘を鳴らしている記事です。